後発医薬品市場の拡大を背景に業績好調
日医工(4541)は国内トップのジェネリックメーカーで世界トップ10入りを目指している企業です。
ジェネリック医薬品とは、特許が切れた薬と同じ有効成分の後発医薬品のことで、価格が安いという特徴があります。厚生労働省は2013年4月、「後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ」を策定し、2018年までに後発医薬品のシェアを60%にすることを目標としています。高齢化に伴う医療費の増大に立ちむかうため、政府は、医療費削減と後発医薬品の促進施策を行っているのです。政府の後押しもあって、後発医薬品市場は中長期的な成長が見込まれます。すでに2015年2月には、後発医薬品の国内シェアは50%を超えました。
2015年3月期の業績は売上高が22.6%増の1270億2100万円、営業利益は30.3%増の96億1900万円と大幅増収増益となりました。後発医薬品売上は前年比で122.5%増の1063億1500万円、売上全体の88.7%を占めています。
4月には富山工場新棟が稼働し生産容量が拡大しています。
2016年3月期通期計画では売上高8.0%増の1372億円、営業利益が29.9%増の125億円、経常利益が25.8%増の121億円、当期純利益が21.3%増の80億円と増収増益の見通しです。
また、今後の材料としては、サノフィと共同開発中の抗リウマチ薬「インフリキシマブ」の バイオ後続品について、第3相試験(NI071F1試験)が終了し、2015年秋に承認申請を計画していることがあります。同薬の市場規模は国内763億円、世界99億4000万ドルとされています。国内では早期に年間65億円の販売を目標としており、アメリカにおいては2018年に申請、2019年に承認予定としており、年230億円の販売目標を掲げています。
ジェネリック医薬品とは、特許が切れた薬と同じ有効成分の後発医薬品のことで、価格が安いという特徴があります。厚生労働省は2013年4月、「後発医薬品のさらなる使用促進のためのロードマップ」を策定し、2018年までに後発医薬品のシェアを60%にすることを目標としています。高齢化に伴う医療費の増大に立ちむかうため、政府は、医療費削減と後発医薬品の促進施策を行っているのです。政府の後押しもあって、後発医薬品市場は中長期的な成長が見込まれます。すでに2015年2月には、後発医薬品の国内シェアは50%を超えました。
2015年3月期の業績は売上高が22.6%増の1270億2100万円、営業利益は30.3%増の96億1900万円と大幅増収増益となりました。後発医薬品売上は前年比で122.5%増の1063億1500万円、売上全体の88.7%を占めています。
4月には富山工場新棟が稼働し生産容量が拡大しています。
2016年3月期通期計画では売上高8.0%増の1372億円、営業利益が29.9%増の125億円、経常利益が25.8%増の121億円、当期純利益が21.3%増の80億円と増収増益の見通しです。
また、今後の材料としては、サノフィと共同開発中の抗リウマチ薬「インフリキシマブ」の バイオ後続品について、第3相試験(NI071F1試験)が終了し、2015年秋に承認申請を計画していることがあります。同薬の市場規模は国内763億円、世界99億4000万ドルとされています。国内では早期に年間65億円の販売を目標としており、アメリカにおいては2018年に申請、2019年に承認予定としており、年230億円の販売目標を掲げています。