明日の東京株式市場見通し
8日の東京株式市場は、きょうの戻り足を引き継ぎ続伸となりそうだ。ギリシャ債務問題の動向を横にらみに依然として神経質な展開を強いられそうだが、強弱感対立のなかも、相場に具体的な方向性を与える材料が出なければ、買い戻しが優勢となりやすい。きょうの大引け時点で日経平均ベースの騰落レシオ(25日移動平均)は80.3%と売られ過ぎの領域にあることが、売り方にとっては不利な条件となる。
ただし、ギリシャ国民投票の結果を受け、交渉が暗礁に乗り上げていることは事実である。日本経済への直接的デメリットは希薄とはいえ、株式需給面ではリスク許容度が低下した欧州投資家のキャッシュポジションを高める動きが、足かせとなりやすい。したがって、現在の相場は買い戻しによる上昇はあっても、積極的に実需買いを入れる環境にはなく、戻りの幅も限られそうだ。
一方、東京市場は波乱に見舞われているようで、日経平均は13週移動平均線上にとどまる腰の強さをみせており、7月下旬以降の企業の4~6月期決算発表を前に先高期待は根強い。
ただし、ギリシャ国民投票の結果を受け、交渉が暗礁に乗り上げていることは事実である。日本経済への直接的デメリットは希薄とはいえ、株式需給面ではリスク許容度が低下した欧州投資家のキャッシュポジションを高める動きが、足かせとなりやすい。したがって、現在の相場は買い戻しによる上昇はあっても、積極的に実需買いを入れる環境にはなく、戻りの幅も限られそうだ。
一方、東京市場は波乱に見舞われているようで、日経平均は13週移動平均線上にとどまる腰の強さをみせており、7月下旬以降の企業の4~6月期決算発表を前に先高期待は根強い。