ドル高傾向強まる？・・・・・

ユーロドル下落しドル円上昇・・・・・

　ギリシャ支援問題は、何とか決着に向かいそうな気配になって来ました。この為、市場では、リスク選好の動きが強まり、主要国の市場では、株高、債券安に動いています。

　今年の年初からは、ＥＣＢトレードと言われる、「ユーロ売り、欧州株買い」のセット売買が強まっていましたが、ギリシャ支援問題が懸念を強めるとともに、そのポジションを手仕舞う動きが強まり、ユーロ買い戻し、欧州株売りの動きが強まっていました。

　それ故、ギリシャ支援問題が片付くとなれば、ＥＣＢトレードのポジション再構築に動く海外投機筋も増えると予想されています。そして、実際に、昨日の海外市場でも、ユーロ売り・ドル買いと欧州株買いが見られていた模様で、今日の東京時間にもユーロドルは軟調でした。

　この動きは基本的にドル買いですから、ドル円にとっても押し上げ材料となり、株高によるリスク選好である事も円売りにつながります。ドル円は124円台が重そうですが、今夜の米耐久財受注と米新築住宅販売がいずれも強い数字となれば、大台突破も可能だと思われます。