ラサ工が上値指向、業績好変化と放射性ヨウ素吸着剤に思惑浮上

　ラサ工業<4022.T>が上値慕いの展開。株価はきょうで３日続伸、全般軟調相場のなかも低位株特有の強みを発揮して個人投資家の短期資金を引き寄せている。主力のリン系製品が半導体などＩＴ向けに需要を取り込んでいるほか、原発再稼働への思惑を背景に新たに手掛けている放射性ヨウ素吸着剤に注目する声が出ている。１６年３月期の営業利益は前期比１６％増と前期に続く２ケタ増益を見込んでいることもあり、時価は１３週移動平均線を足場に１５０円近辺のもみ合いを離脱する気配。

ラサ工の株価は１０時２０分現在１５４円（△１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）