<動意株・12日>(大引け)=オービス、DEAR・L、スクエニHDなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/06/12 15:28
 オービス<7827.T>=ストップ高。11日の取引終了後に第2四半期累計(11~4月)連結決算を発表しており、売上高40億4300万円(前年同期比16.8%減)、営業利益2億4200万円(同2.1倍)、純利益1億7100万円(同11.2%増)と、従来予想の営業利益1億4600万円を大きく上回って着地したことが好感されている。木材事業で製品販売価格が予想を上回ったほか、スギ、ヒノキなどの国産材の商材販売量も予想を大きく上回ったことが売上高・利益を押し上げた。

 ディア・ライフ<3245.T>=後場急伸。同社はこの日午後2時に15年9月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を従来予想の50億8400万円から66億8900万円(前期比2.9倍)へ、営業利益を7億300万円から12億4500万円(同5.7倍)へ、純利益を3億7300万円から6億7800万円(同4.5倍)へ上方修正。期末一括配当も17円50銭から30円(前期実績14円)に引き上げた。主軸のリアルエステート事業は売却が好調に進展し、都市型マンション開発プロジェクトの収益性が大きく向上。加えて、セールスプロモーション事業・アウトソーシングサービス事業もサービスの受託が堅調に推移している。

 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>=後場上げ幅拡大。この日、傘下のスクウェア・エニックスが、スマートフォン用RPG「メビウス ファイナルファンタジー(FF)」の登録者数が100万人を突破したと発表しており、これを好感した買いが入った。同タイトルは、プレイヤーは記憶を失い、パラミティアに降り立った主人公「ウォル」となり、“謎の声”に導かれるがまま、予言に伝わる「光の戦士」となるべく広大な世界を旅するという内容。登録者100万人突破を記念して、ゲーム内アイテムがもらえるキャンペーンを実施するとしている。

 グローバルダイニング<7625.T>=連続ストップ高。首都圏を中心に和洋食チェーンを展開、訪日外国人観光客が急増するなかで、日本食ブームの取り込みが期待されているほか、株主優待面での人気素地が指摘されている。前日はストップ高となったが、売買高は3000万株を超え、これは発行株数の約3倍という活況ぶり。大部分は個人投資家を中心とした短期資金の回転売買とみられるが、きょうも需給相場本格化を見込んだ投機筋の買いが続いている。

 理研コランダム<5395.T>=急反発。11日取引終了後、同社株式をオカモト<5122.T>が買い付けることを発表、これが株価を強く刺激するかたちとなっている。オカモトは理研コランダムの発行株数の9.63%相当の88万4000株を12日に買い付ける予定。明治安田生命、損害保険ジャパン日本興亜が保有する理研コランダム株式をオカモトが買い取る格好となり、これにより理研コランダムの経営基盤や収益力などの拡充強化を進める方針。今回の資本連携強化は両社の企業価値の向上につながるとの見方から、オカモトも買われている。

 ヨコレイ<2874.T>=続伸。独立系の冷蔵倉庫大手で、最新鋭の冷蔵倉庫を国内43カ所に擁し、幅広く食品関連企業を対象に需要を囲い込んでいる。16年3月期は最終利益段階で前期比36.2%増の25億円を予想している。年20円配当を実施しながら、PBR0.7倍台という割安感が買いを誘う。11日付で立花証券が同社株の投資判断を「強気」に引き上げ、目標株価を880円から1000円に引き上げており、これが株価を強く刺激した格好だ。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
1,387.0
(08/20)
+26.0
(+1.91%)
942.0
(08/20)
+17.0
(+1.83%)
5,053.0
(08/20)
+58.0
(+1.16%)
407.0
(08/20)
+7.0
(+1.75%)
5,090.0
(08/20)
+10.0
(+0.19%)
4,880.0
(08/20)
+65.0
(+1.34%)
987.0
(08/20)
+6.0
(+0.61%)