＜後場の注目銘柄＞＝富士テクニカ宮津、希薄化を回避し株主優遇も

　富士テクニカ宮津<6476.T>はここ１カ月で株価は約１．７倍に上昇したが、依然として先高感が強い。業績急拡大でＰＥＲは６倍台と強い割安感が働き、ＲＯＥが４２．６％に達し、一段の増配を含めた株主優遇が期待される。

　国内投資ファンド・フェニックス支援による経営再建策が軌道に乗り、３月にＡ種優先株式全株式を取得、消却し希薄化を回避。自動車用プレス金型２位で、高採算の３Ｄソリッド設計の拡大と海外生産の強化、受注、生産、販売にわたるトータル管理の徹底により、１６年３月期は営業利益１８億円（前期比８２．８％増）を見込む。利益急増に伴い、年間配当１０円（前期８円）へ連続増配を予定する。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）