【買い】東京機械製作所(6335)上昇トレンド開始!70円で底打ちか?!= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2015/05/27 14:07

東京五輪に伴い、需要増?

■注目銘柄
東京機械製作所(6335)

■注目理由

輪転印刷機械専業メーカー。TKSのブランド名を使っている。日本国内では新聞輪転印刷機分野で最大手。設立当初は農機具、ボイラー、ポンプなど製造、やがて鉄道車両製造事業に進出したものの、日清戦争後注文が激減し鉄道車両事業からの撤退を余儀なくされ、輪転機製造に活路を開いた。近年はインクジェット方式の印刷機も製造する。

平成28年3月期の見通しとしては、連結売上高118億1,000万円、経常利益1億3,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は8,000万円。

中長期的な経営戦略として、機械更新需要の取り込み、デジタル印刷機販売促進、保守サービス事業の推進を中心に売上高の確保を目標としている。東京五輪開催決定にともない、リーマンショック以降先送りとなっていた機械更新需要を獲得すること、世界的なデジタル化の流れからデジタル印刷機の需要が高まることを見込む。また保守サービスは数年前と比べ売上高が2倍以上となっており今後も潜在的メンテナンス需要を獲得していく狙い。

平成27年3月期(平成26年4月1日~平成27年3月31日)における連結業績は、売上高80億円(前期比△17.5%)、営業利益△12億円(前期△31億円)、経常利益△8億円(前期△29億円)、当期純利益△1億円(前期128億円)であった。繰延税金負債の取り崩しによる法人税等調整額11億1,000万円を戻入益として計上したことを計上したことで赤字幅が縮小した。
(出典:平成27年3月期決算短信〔日本基準〕(連結))

直近3ヶ月の実績である1-3月期の連結経常損益は、6.9億円の赤字(前年同期は16.9億円の赤字)となり赤字幅が縮小。売上営業損益率は前年同期の-43.8%から-36.1%に改善した。

長期的には2013年4月から下落トレンド。ここ半年では70~85円のレンジを推移しながらゆるやかに下がっているがMACDがシグナルを上抜けした。短期的ながら上昇トレンドが生まれる可能性がある。

直近の株価はPER83.70倍、PBR0.51倍となっている。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

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