常磐開発に投機資金集中、業績好変化に加えPER4倍台で異彩放つ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/05/18 13:55
 常磐開発<1782.T>に買いが殺到、カイ気配のまま株価水準を切り上げ、気配値のまま値幅制限上限に張り付く状態となっている。材料株素地に富み、株価動意時の瞬発力の高さに定評がある。常磐興産グループの総合建設会社で、福島県いわき市を本拠としており、震災復興関連需要が収益に寄与しているほか土壌改良などの環境関連事業でも強さを発揮している。前週末15日に発表した15年3月期の連結営業利益は前の期比32%増の14億5300万円と好調。これについて、市場関係者は「同社の15年3月期営業利益は期初は7億円を見込んでいたが、2度にわたる増額で結局当初見込み倍増の利益を上げた格好となった。これが投機筋の食指を動かした。16年3月期については反動で10%程度の減益を見込んでいるが、元来保守的な見通しを出すことから、上振れ期待も大きい」(国内ネット証券)としている。また、指標面でもPERは5倍未満と割安感が際立っており、ファンダメンタルズ面からも水準訂正余地の大きさを暗示しているようだ。

常磐開発の株価は13時48分現在480円(△80円)カイ気配


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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