ＣＡＮＢＡＳが急反落、第３四半期営業赤字継続を嫌気

　キャンバス<4575.T>が急反落。１４日の取引終了後に発表した第３四半期累計（７～３月）単独決算で、売上高３６００万円（前年同期ゼロ）、営業損益２億２０００万円の赤字（前年同期３億９６００万円の赤字）、最終損益２億４００万円の赤字（同２億８７００万円の赤字）となり、研究開発費の減少で営業費用は減少しているものの、依然として営業赤字が継続していることが嫌気されている。
　１５年６月期業績予想は売上高６０００万～１０億６０００万円（前期ゼロ）、営業損益２億５５００万円の赤字～７億４４００万円の黒字（前期４億８３００万円の赤字）、最終損益２億４２００万円の赤字～７億５７００万円（同３億７６００万円の赤字）の従来予想を据え置いている。
　なお、米ステムライン・セラピティクス社へライセンス導出した抗がん剤候補化合物ＣＢＳ９１０６（開発コードＳＬ－８０１）に関して、５月２９日から６月２日に米・シカゴで開催される「２０１５年米国臨床腫瘍学会」において、ステムライン社と共同でポスター発表を実施すると発表したが、市場の反応は限定的。

ＣＡＮＢＡＳの株価は１０時５１分現在１２１９円（▼８２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）