極東貿易が急伸、１５年３月期営業益上振れ着地で１６年３月期は２．１倍へ

　極東貿易<8093.T>が急伸。一時、前日比５０円高の２７０円まで買われ、３月２４日につけた年初来高値２３５円を大きく上回った。同社は１２日取引終了後に、１５年３月期の連結営業利益が従来予想の３億７０００万円を上回る５億２１００万円（前の期比４０．６％減）になったと発表。あわせて１６年３月期通期の連結営業利益は１１億円（前期比２．１倍）を見込むことや、年間配当を６円（前期は３円７５銭）と２円２５銭増配する方針も示しており、買い安心感につながっているようだ。
　１５年３月期の上振れ着地は、鉄鋼関連および計装システム関連事業で大口案件の納入が早まったことなどが背景。１６年３月期については、日本近海の資源探査や掘削に関する受注の確保や、鉄鋼関連事業で海外の大型案件受注に注力するとしている。

極東貿易の株価は９時５４分現在２５７円（△３７円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）