【買い】GMOクリックホールディングス(7177)上場以来軟調な推移が続くが、底値はいくらなのか?= フェアト レード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2015/05/12 09:26

1,000円を底としてリバウンドに転じるのではないか?

■注目銘柄
GMOクリックホールディングス㈱(7177)

■注目理由
GMOインターネットグループの金融持ち株会社。事業会社として傘下にGMOクリック証券やFXプライムbyGMOなどを有する。海外子会社として英国にGMO-Z.com Trade UK Limited、香港にGMO CLICK Bullion Limitedを置く。

中長期的な目標として、海外事業では黒字定着、国内事業では株式売買代金第3位の達成およびCFDを新たな収益の柱とすること、新規事業では新たな金融商品・事業の展開を目指している。2015年9月にはGMOクリック証券の新FXシステム導入を予定。目標とする経営指標は、自己資本当期純利益率20%、配当性向40%を掲げる。

平成27年3月期(平成26年4月1日~平成27年3月31日)における連結経営成績は、営業収益249億円(前期比+16.3%)純営業収益235億円(同+16.2%)、営業利益77億円(同+38.7%)、経常利益77億円(同+41.0%)、当期純利益48億円(同+31.6%)となった。主要事業であるインターネット証券事業において「現物取引手数料無料キャンペーン」「信用取引手数料無料キャンペーン」を実施し、外国為替証拠金取引(FX取引)事業においては「新規口座開設キャッシュバックキャンペーン」「食品プレゼントキャンペーン」など各種キャンペーンを実施。外国株CFDの取り扱い開始やテレビ番組「ビジネスクリック」の放送による金融マーケットの情報提供ならびに取引環境の継続的な改善を行ってきた結果、当連結会計年度末におけるGMOクリック証券株式会社の証券取引口座は241,985口座、店頭FX口座は394,072口座となり顧客基盤がさらに拡大した。
(出典:平成27年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

矢野経済研究所によるFX店頭取引市場における有力企業16社へのアンケート調査の結果、企業単体集計の2015年3月の預り残高第1位がGMOクリック証券となったことがわかった。預り残高は1,213億円、2位の外為どっとコムは1,069億円。企業グループを加味した集計では、第1位がSBIグループで1,733億円、第2位がGMOグループで1,372億円。月間取引高ランキングの第1位がGMOクリック証券で101.4兆円、第2位がDMM.com証券で87.7兆円であった。

上場以降は軟調な推移が続いているが、1,000円を境に反発に転じる傾向がチャートから読み取れる。現時点で株価は1,000円付近であり、以降はリバウンドし、堅調な推移へと盛り返すことが期待できる。

直近の株価はPBR6.21倍となっている。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

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