商標ビジネス拡大の商機に期待
企業の製品やCMに使われている特徴的な色や効果音など、新しいタイプの商標登録が4月からできるようになった。これまでは文字やマークしか登録できなかったが、欧米などにようやく追いついたかたちだ。
特許庁が14日に初めて公表した出願状況によると、「色彩」が203件と最も多く、次いで「音」が166件、「位置」が106件、「動き」が37件、「ホログラム」が3件の計515件に上った。米国の色彩商標の出願が1947年からの65年間で860件であることを考えると、国内企業の関心の高さがうかがえる結果となった。
こうした背景には、企業や製品のイメージを消費者に定着させることで需要を喚起する狙いがある。登録が認められれば独占的に使用できるようになり、マーケティング戦略の展開が容易になることが期待できるだけに、企業の今後の展開が注目される。
なお、今回出願した主な企業は「色彩」でタカラトミー<7867>や久光製薬<4530>、「位置」はキユーピー<2809>や三菱鉛筆<7976>、「動き」は東レ<3402>や小林製薬<4967>、「ホログラム」は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>など。「音」は音声データの提出を受けてからとなるため28日以降に順次公表となるが、大幸薬品<4574>は胃腸薬「正露丸」のCMで使用しているラッパのメロディーを出願したことを明らかにしている。
◆新商標登録の主な出願企業
銘柄(コード) 出願内容
キユーピー<2809> マヨネーズ外袋の赤の網目の位置
久光薬<4530> 「サロンパス」パッケージの青と緑の組み合わせ
大幸薬品<4574> 「正露丸」のラッパのメロディー
ニコン<7731> 一眼レフのグリップ部分の赤いライン
タカラトミー<7867> 「プラレール」の線路の青色
イオン<8267> 企業イメージカラーの赤紫色
特許庁が14日に初めて公表した出願状況によると、「色彩」が203件と最も多く、次いで「音」が166件、「位置」が106件、「動き」が37件、「ホログラム」が3件の計515件に上った。米国の色彩商標の出願が1947年からの65年間で860件であることを考えると、国内企業の関心の高さがうかがえる結果となった。
こうした背景には、企業や製品のイメージを消費者に定着させることで需要を喚起する狙いがある。登録が認められれば独占的に使用できるようになり、マーケティング戦略の展開が容易になることが期待できるだけに、企業の今後の展開が注目される。
なお、今回出願した主な企業は「色彩」でタカラトミー<7867>や久光製薬<4530>、「位置」はキユーピー<2809>や三菱鉛筆<7976>、「動き」は東レ<3402>や小林製薬<4967>、「ホログラム」は三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>など。「音」は音声データの提出を受けてからとなるため28日以降に順次公表となるが、大幸薬品<4574>は胃腸薬「正露丸」のCMで使用しているラッパのメロディーを出願したことを明らかにしている。
◆新商標登録の主な出願企業
銘柄(コード) 出願内容
キユーピー<2809> マヨネーズ外袋の赤の網目の位置
久光薬<4530> 「サロンパス」パッケージの青と緑の組み合わせ
大幸薬品<4574> 「正露丸」のラッパのメロディー
ニコン<7731> 一眼レフのグリップ部分の赤いライン
タカラトミー<7867> 「プラレール」の線路の青色
イオン<8267> 企業イメージカラーの赤紫色