＜動意株・２４日＞（前引け）＝アイビー、ベスト電、熊谷組

　アイビー化粧品＜4918.T＞＝ストップ高。同社は２３日に、老化防止用皮膚外用剤で特許を取得したと発表。今後の商品展開などが期待されているようだ。特許はホエイタンパク、ワサビノキの抽出物、アセチルテトラペプチドよりなる群から選択される１種または２種以上を含有する老化防止用皮膚外用剤。皮膚真皮内の線維芽細胞を活性化し、加齢変化に伴うシワや　たるみなど肌の老化症状を防止することができる。

　ベスト電器＜8175.T＞＝一時ストップ高。同社は２３日取引終了後に株主優待の拡充を発表している。市場筋によると「とりあえず材料としてはこれを手掛かりとしてハヤしているが、ストップ高することに妥当性はない。個人投資家のデイトレード資金が大半を占めており、値動きに追随した投機筋の売り買いが株価を押し上げた面が強い」（国内ネット証券大手）という。同社はヤマダ電機＜9831.T＞傘下で再建を進めており、１６年２月期は営業利益段階で３割増益と回復を見込んでいる。また、有配企業にしてＰＢＲ０．６倍台と解散価値を大きく下回っていることから水準訂正余地も指摘されていた。

　熊谷組＜1861.T＞＝急反発。２３日の取引終了後、１５年３月期の連結業績予想の増額修正と７期ぶりの復配を発表したことが好感されている。売上高は３５００億円から３６２０億円（前の期比１０．１％増）へ見直したほか、営業利益は１２０億円から１６０億円（同２．４倍）、最終利益は３４億円から５２億円（同２１．０％増）へ修正した。土木事業、建築事業ともに、完成工事高および完成工事総利益率が予想を上回った。また、期末の２円配当も発表。７期ぶりの復配を実施することも明らかにした。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）