相場判断のヒントになる相場格言「押し目待ちに押し目ナシ」「買いたい弱気」「まだはもう、もうはまだ」「八割の法則」
3月相場では個人投資家が売り越し、外国人投資家が買い越しましたね。
個人投資家はたっぷり値上がり益を手にしていますから、手持ち資金潤沢。回収した元手でまたひと稼ぎしたくてうずうずしています。
そこで、日経平均株価を一つの目安にして「ドカッと値下がりしたら買う予定」と手ぐすねを引いて待つわけですが、株価はなかなか値下がりしません。
こういう状態は「押し目待ちに押し目ナシ」状態と言えますし、「買いたい弱気」に陥っているともいえます。買いたいけれど、値下がりは怖い。何しろ、ちょっと浮かれた感じで買い始めると今までしつこくやられてきましたから、疑心暗鬼になるのは当然です。
だから「ここまで上がったんだから値下がりするはずだ」とか「2万円回復を達成したからいずれダレるはず」と考えるわけですね。
が、「相場は相場に聞け」といいます。今、相場で起こっていることがすべてなんだとすれば、もろもろ織り込んだ結果が「なかなか押さない相場」なのかもしれません。
「もう待てない!」と買い始める人が次第に増えたら、大きく下げない可能性はますます高まりますし、下がったところで急反発もするはずだから、押し目を待っている間は押し目はない、ということも言えるかと思います。
今の相場は7割が外国人投資家。この大きな買い主体が買う間は「保てる」とみなすこともできそうです。
ちなみに安倍政権では人一倍株価動向を気にしているといわれます。株価に無関心と言われた小泉政権時代と違って、3月危機説が専門家筋で指摘されていたことに呼応するようにGPIF年金、簡保、日銀が官製相場と揶揄されるような動きを見せ、期末株価を気にしていた向きには朗報でした。
もっとも「情けは人のためならず」で、相場が崩れると現在進行中の統一地方選挙にも批判票が増しかねませんからね。
「だったら選挙が終わったら押すの?」「連休前には例年相場が崩れますよね」と、押し目待ちの投資家は考えます。
が、その時には安倍総理が渡米。そして、池田勇人総理以来の米議会での講演が予定されています。新聞の見出しを想像すると米議会で演説する安倍総理の記事一色になるはずです。これはかなりインパクトがありそうです。
今まで自信を無くし、委縮していた日本経済にとっても「上を向いて歩こう」との強いメッセージにもなりそうです。
そうこうしているうちに3月末本決算企業の業績発表があり、そうこうしているうちにボーナスシーズンと続きます。このように経済を刺激するニュースに事欠かないため、ぼやぼやしていると流れに乗り遅れるぞと買い始める人が増加するかもしれませんね。
が・・・・、やはり、心配は心配。「株高は微笑みとともに消えていく」かもしれませんものね。
この「うれしい時が株価のピーク」というのが相場の難しい所です。
「まだまだ大丈夫」と思っていると「もう十分」であり、「もういいか」と思っていると「まだまだ」だったり。相場は相手のあることなので自分の思った通りにはなりませんが、それでも、目安として専門家の八割が同じことを言い始めたら用心だというのは私の経験則で「八割の法則」と命名して戒めています。
さらに相場の過熱感、割安感を肌感覚で知るには、「売り材料が何もないような快晴相場には用心」であり、「あれも心配、これも気がかり」という買えない材料がたくさんある時は買いであることが多いように思います。
さて、今の相場。「押し目待ちに押し目ナシ」で走れば、巨額資金量の外国人投資家が決算に入るころ、深く押す可能性が増すだけに用心ですし、「買いたい弱気」が「売りたい強気」に転じた頃が逃げ場ということも言えるかと思います。
自分の持っている株は誰から安値で買い、誰に高値で売るのかを冷静に考えたとき、欲のツメを伸ばし過ぎたらぼきっと折れることを肝に銘じて、本当に深く押すまで待つ投資をするのか、崩れ始めたときにいち早く逃げる覚悟で押し目待ちに押し目ナシを信条として今、ハッスル参戦するか、よく自分の投資スタイルを検討したいですね。
ともあれイベントに恵まれ過ぎな今の相場が恰好の資産形成チャンスであることは間違いありません。「株なんかやらなければよかった」という結果ではなく、 「株式投資をやってよかった!」といえる成果を一人でも多くの人が手にしますように、心より応援しています!
個人投資家はたっぷり値上がり益を手にしていますから、手持ち資金潤沢。回収した元手でまたひと稼ぎしたくてうずうずしています。
そこで、日経平均株価を一つの目安にして「ドカッと値下がりしたら買う予定」と手ぐすねを引いて待つわけですが、株価はなかなか値下がりしません。
こういう状態は「押し目待ちに押し目ナシ」状態と言えますし、「買いたい弱気」に陥っているともいえます。買いたいけれど、値下がりは怖い。何しろ、ちょっと浮かれた感じで買い始めると今までしつこくやられてきましたから、疑心暗鬼になるのは当然です。
だから「ここまで上がったんだから値下がりするはずだ」とか「2万円回復を達成したからいずれダレるはず」と考えるわけですね。
が、「相場は相場に聞け」といいます。今、相場で起こっていることがすべてなんだとすれば、もろもろ織り込んだ結果が「なかなか押さない相場」なのかもしれません。
「もう待てない!」と買い始める人が次第に増えたら、大きく下げない可能性はますます高まりますし、下がったところで急反発もするはずだから、押し目を待っている間は押し目はない、ということも言えるかと思います。
今の相場は7割が外国人投資家。この大きな買い主体が買う間は「保てる」とみなすこともできそうです。
ちなみに安倍政権では人一倍株価動向を気にしているといわれます。株価に無関心と言われた小泉政権時代と違って、3月危機説が専門家筋で指摘されていたことに呼応するようにGPIF年金、簡保、日銀が官製相場と揶揄されるような動きを見せ、期末株価を気にしていた向きには朗報でした。
もっとも「情けは人のためならず」で、相場が崩れると現在進行中の統一地方選挙にも批判票が増しかねませんからね。
「だったら選挙が終わったら押すの?」「連休前には例年相場が崩れますよね」と、押し目待ちの投資家は考えます。
が、その時には安倍総理が渡米。そして、池田勇人総理以来の米議会での講演が予定されています。新聞の見出しを想像すると米議会で演説する安倍総理の記事一色になるはずです。これはかなりインパクトがありそうです。
今まで自信を無くし、委縮していた日本経済にとっても「上を向いて歩こう」との強いメッセージにもなりそうです。
そうこうしているうちに3月末本決算企業の業績発表があり、そうこうしているうちにボーナスシーズンと続きます。このように経済を刺激するニュースに事欠かないため、ぼやぼやしていると流れに乗り遅れるぞと買い始める人が増加するかもしれませんね。
が・・・・、やはり、心配は心配。「株高は微笑みとともに消えていく」かもしれませんものね。
この「うれしい時が株価のピーク」というのが相場の難しい所です。
「まだまだ大丈夫」と思っていると「もう十分」であり、「もういいか」と思っていると「まだまだ」だったり。相場は相手のあることなので自分の思った通りにはなりませんが、それでも、目安として専門家の八割が同じことを言い始めたら用心だというのは私の経験則で「八割の法則」と命名して戒めています。
さらに相場の過熱感、割安感を肌感覚で知るには、「売り材料が何もないような快晴相場には用心」であり、「あれも心配、これも気がかり」という買えない材料がたくさんある時は買いであることが多いように思います。
さて、今の相場。「押し目待ちに押し目ナシ」で走れば、巨額資金量の外国人投資家が決算に入るころ、深く押す可能性が増すだけに用心ですし、「買いたい弱気」が「売りたい強気」に転じた頃が逃げ場ということも言えるかと思います。
自分の持っている株は誰から安値で買い、誰に高値で売るのかを冷静に考えたとき、欲のツメを伸ばし過ぎたらぼきっと折れることを肝に銘じて、本当に深く押すまで待つ投資をするのか、崩れ始めたときにいち早く逃げる覚悟で押し目待ちに押し目ナシを信条として今、ハッスル参戦するか、よく自分の投資スタイルを検討したいですね。
ともあれイベントに恵まれ過ぎな今の相場が恰好の資産形成チャンスであることは間違いありません。「株なんかやらなければよかった」という結果ではなく、 「株式投資をやってよかった!」といえる成果を一人でも多くの人が手にしますように、心より応援しています!