短期調整は終了の可能性
3日の東京株式市場は寄り付きこそ安く始まったものの、その後は買い優勢となり、じりじりと水準を切り上げる展開。結局、日経平均株価終値は、前日比122円29銭高の1万9435円08銭と高値引けで続伸となった。
ただ、一方で3日の東証1部市場の売買代金は1兆9898億円と、活況の目安とされる2兆円を久しぶりに下回った。2兆円を割り込んだのは、1月26日以来48営業日ぶりのこと。
前日の米国株市場でNYダウ平均株価が3日ぶりに反発したことや、好需給を背景にした押し目買い意欲が根強く、買いが優勢となった。ただ、物色の矛先が食品株に代表される内需系の中小型銘柄に向いたこともあり、通常は売買代金の牽引役となる輸出関連の主力銘柄は手控えられた。また、米3月の雇用統計発表を目前にして、後場に入って一段と見送りムードが強まるという特殊要因もあった。
先週の日経平均株価は、1日に一時1万9000円台を割り込むなど、3月30日から1日までは波乱展開となったものの、結局週末3日の終値は、5日・25日の両移動平均線をともに上回り、高値引けとなった。市場関係者からは「来週は短期的な調整場面を脱して、上昇軌道に復帰する可能性もある」との見方も出ている。
ただ、一方で3日の東証1部市場の売買代金は1兆9898億円と、活況の目安とされる2兆円を久しぶりに下回った。2兆円を割り込んだのは、1月26日以来48営業日ぶりのこと。
前日の米国株市場でNYダウ平均株価が3日ぶりに反発したことや、好需給を背景にした押し目買い意欲が根強く、買いが優勢となった。ただ、物色の矛先が食品株に代表される内需系の中小型銘柄に向いたこともあり、通常は売買代金の牽引役となる輸出関連の主力銘柄は手控えられた。また、米3月の雇用統計発表を目前にして、後場に入って一段と見送りムードが強まるという特殊要因もあった。
先週の日経平均株価は、1日に一時1万9000円台を割り込むなど、3月30日から1日までは波乱展開となったものの、結局週末3日の終値は、5日・25日の両移動平均線をともに上回り、高値引けとなった。市場関係者からは「来週は短期的な調整場面を脱して、上昇軌道に復帰する可能性もある」との見方も出ている。