バイオマス発電に注目
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギー業界に地殻変動が起こっている。
太陽光発電は、2012年7月からスタートした固定価格買取制度(FIT)のもと、高めに価格が設定されたことから投資が急増した。しかし、15年度からの改定で太陽光の価格は引き下げられ、一転して逆風が吹く状態にある。
一方、他の再生エネは価格が据え置かれ太陽光からの乗り換えも期待できそうだ。なかでも、今後が有望視されているのが、バイオマス(生物資源)発電だ。
バイオマスとは、動植物などから生まれた生物資源の総称。食品廃棄物や間伐材、下水汚泥など未活用の生物資源を燃料として活用する。
バイオマスを燃焼させた場合、二酸化炭素(CO2)が発生するが、植物が成長することでCO2を吸収するため二酸化炭素の量は増加しない「カーボンニュートラル」の特性を持つ。天候に左右されず、設備投資額も抑えやすいことから、いまや太陽光に次ぐ“第2の再生エネルギー”に浮上しつつある。
バイオマス発電には、製紙大手の王子ホールディングス<3861>などが乗り出しているほか、省電舎<1711>やタケエイ<2151>、イーレックス<9517>などが関連銘柄。同発電プラントの製造は、タクマ<6013>や日立造船<7004>、中外炉工業<1964>、住友重機械工業<6302>などが手掛けている。
◆主なバイオマス関連銘柄
銘柄<コード> 事業内容
省電舎<1711> 発電事業
住友林<1911> 発電事業
中外炉<1964> 発電プラント製造
タケエイ<2151> 発電事業
FUJIKO<2405> 発電事業
王子HD<3861> 発電事業
エア・ウォーター<4088> 発電事業
タクマ<6013> 発電プラント製造
住友重<6302> 発電設備
日立造<7004> 発電プラント製造
イーレックス<9517> 発電事業
バイテック<9957> 発電事業
太陽光発電は、2012年7月からスタートした固定価格買取制度(FIT)のもと、高めに価格が設定されたことから投資が急増した。しかし、15年度からの改定で太陽光の価格は引き下げられ、一転して逆風が吹く状態にある。
一方、他の再生エネは価格が据え置かれ太陽光からの乗り換えも期待できそうだ。なかでも、今後が有望視されているのが、バイオマス(生物資源)発電だ。
バイオマスとは、動植物などから生まれた生物資源の総称。食品廃棄物や間伐材、下水汚泥など未活用の生物資源を燃料として活用する。
バイオマスを燃焼させた場合、二酸化炭素(CO2)が発生するが、植物が成長することでCO2を吸収するため二酸化炭素の量は増加しない「カーボンニュートラル」の特性を持つ。天候に左右されず、設備投資額も抑えやすいことから、いまや太陽光に次ぐ“第2の再生エネルギー”に浮上しつつある。
バイオマス発電には、製紙大手の王子ホールディングス<3861>などが乗り出しているほか、省電舎<1711>やタケエイ<2151>、イーレックス<9517>などが関連銘柄。同発電プラントの製造は、タクマ<6013>や日立造船<7004>、中外炉工業<1964>、住友重機械工業<6302>などが手掛けている。
◆主なバイオマス関連銘柄
銘柄<コード> 事業内容
省電舎<1711> 発電事業
住友林<1911> 発電事業
中外炉<1964> 発電プラント製造
タケエイ<2151> 発電事業
FUJIKO<2405> 発電事業
王子HD<3861> 発電事業
エア・ウォーター<4088> 発電事業
タクマ<6013> 発電プラント製造
住友重<6302> 発電設備
日立造<7004> 発電プラント製造
イーレックス<9517> 発電事業
バイテック<9957> 発電事業