キョーリンHDが3日続落、COPD治療剤の製造販売承認を取得も反応限定的

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/03/27 09:52
 キョーリン製薬ホールディングス<4569.T>が3日続落。26日の取引終了後、子会社の杏林製薬がCOPD治療剤「エクリラ400μg ジェヌエア30吸入用、同60吸入用」の製造販売承認を取得したと発表したが市場の反応は限定的。同剤は、スペインのアルミラル社が創製したアクリジニウム臭化物を有効成分とする新規の長時間作用性吸入抗コリン薬。操作性に優れた新規のドライパウダー吸入器「ジェヌエア」を採用しており、海外では欧米を中心に36カ国で発売されている。国内では11年2月に杏林製薬がアルミラルとの間でライセンス契約を締結し、国内での臨床開発を進めていた。
 なお、COPDは、中高年の喫煙者に多く発症し、労作時の呼吸困難と慢性的・持続的な咳、痰を特徴とする疾患。近年、国内でも患者数の増加が指摘されており、推定される患者数は500万人以上といわれ、年間1万6000人以上が死亡し日本人の死因で第9位に位置している。

キョーリンHDの株価は9時51分現在2918円(▼37円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
1,516.0
(10/18)
+6.0
(+0.39%)