東鉄工が反攻開始、今期上振れ着地濃厚で豊富な受注残にも期待
東鉄工業<1835.T>が反発。2月下旬以降株価は調整色をみせていたが、2700円近辺を軸に煮詰まり押し目買い優勢に。きょうは復興関連として建設株全般に物色の矛先が向いていることもプラスに働いている。鉄道メンテナンスで実績を有し、JR東日本<9020.T>向けの売上高比率が約8割を占めるが、首都圏での大地震に備えJR向け耐震補強工事が高水準に推移している。今15年3月期の連結営業利益は前期比1.2%増の86億円を見込んでいるが上振れしての着地が濃厚視されている。また、受注残も豊富で「第3四半期末時点で813億円と前年同期末と比較して18%弱増加」(業界担当アナリスト)しており、来期の収益の伸びに反映される公算が大きい。国内証券会社の投資判断も各社目標株価を3000円以上に設定するなど概ね強気。直近では立花証券が9日付で同社の投資判断を強気継続とし、目標株価を従来予想の2970円から3140円に引き上げている。
東鉄工の株価は10時31分現在2716円(△18円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
東鉄工の株価は10時31分現在2716円(△18円)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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