<動意株・6日>(大引け)=野村マイクロ、ITbook、コメ兵など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/03/06 15:04
 野村マイクロ・サイエンス<6254.T>=後場急伸しストップ高。同社は半導体業界向けに超純水装置の製造を手掛けるが業績は低迷が続いており、15年3月期営業損益予想は7億6300万円の損失と3期連続赤字が見込まれている。ただ、株価は長期トレンドでも09年3月と12年11月、そして14年12月につけた290円近辺が大底で底値買いの思惑が働いた。きょうは朝方から動意含みだったが、後場寄りに仕掛け的な大口買いが入り、これを号砲に短期資金の追随買いを誘ったかたちだ。

 ITbook<3742.T>=ストップ高。この日午後の日経速報ニュースで、甘利明経済財政・再生相が午前の閣議後の記者会見で、社会保障と税の共通番号(マイナンバー)について「認知度を高めるために取り組みたい」と語ったと報じており、認知度アップへの期待感から関連銘柄でも材料性の強い同社に短期資金が向かったようだ。記事によると、政府は9日からテレビCMを始め、制度の広報を強化するとしている。

 コメ兵<2780.T>=後場プラスに転じ上昇加速。午後1時に発表した2月度の月次売上高が前年同月比25.3%増の30億2800万円となり、5カ月ぶりの伸び率2割超となったことが好感されている。同社では春節にあわせて高級ブランドのバッグや時計の品ぞろえを強化し、クーポンの発行なども行っており、訪日観光客の取り込みが貢献したようだ。

 さが美<8201.T>=一時ストップ高。ユニーグループ・ホールディングス<8270.T>ファミリーマート<8028.T>と経営統合に向けて交渉に入ると国内各メディアで報じられ、ユニーGHDはカイ気配でスタートするなど人気となったが、再編の波紋はコンビニ以外の業種にも及んでいる。ユニーグループに属する銘柄に物色資金の矛先が向かうなか、同社はユニーが54%の株式を保有しており、株価の値ごろ感と相まって短期資金の買いが集中した。

 JIN<3046.T>=急伸。5日取引終了後、2月の月次売上高を発表。全店で前年同月比4.0%増、既存店で同7.0%減となった。花粉シーズンの到来により「JINS 花粉 CUT」の販売が本格化しはじめたほか、新しいブランドビジョンに基づく定番商品の投入がスタート。これにより、昨年12月の同20.8%減、1月の同16.4%減から減少幅が大きく縮小している。

 フリークアウト<6094.T>=急反発。5日、はてな(京都市)と共同で開発したアドベリフィケーション機能「BrandSafe はてな for FreakOut」の導入広告主がリリース後約半年で50社を突破したと発表。さらなる拡大による収益への貢献などが期待されているようだ。「BrandSafe はてな for FreakOut」は、はてなが提供するソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」で使用しているサイト判定アルゴリズムをもとに、ブランド保護の観点から不適切な広告掲載先ページを瞬時に自動判定し、広告配信を抑制する機能。14年8月からサービスを開始している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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