仁丹がストップ高、高付加価値牛乳の生産技術が「農林水産業の革新的技術緊急展開事業」に採択

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/03/02 11:19
 森下仁丹<4524.T>が急伸、前週末比100円高の706円とストップ高まで買われている。同社はこの日、午前11時に、大阪府立環境農林水産総合研究所(大阪府羽曳野市)、サミット製油(千葉市)とともに、牛へのカプセル投与による高付加価値牛乳の生産技術の研究開発を計画し、平成26年度補正予算の農林水産業の革新的技術緊急展開事業(農林水産省)の研究開発課題として採択されたと発表した。
 同社は腸溶性シームレスカプセル技術を応用し、牛の反芻胃(ルーメン)での分解を避け、腸まで有効成分(ビタミン等)を届けることができるカプセル(ルーメンバイパス製剤)の開発に成功している。今回、採択された研究では、そのままでは吸収されにくい必須脂肪酸であるアルファ―リノレン酸をカプセルに内包し、アルファ―リノレン酸に富む高付加価値牛乳の生産技術の実証を行うもの。この技術が確立されれば、ビタミンやプロバイオティクス由来のさまざまな有効成分を含む高付加価値牛乳の生産につながり、酪農分野の市場拡大と健康増進に寄与することが期待される。

仁丹の株価は11時8分現在706円(△100円)




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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