【買い】りそなホールディングス （8308） 良好な業績推移に買いが入りやすい展開か？= フェアトレード 田村 祐一

3月は金融銘柄に注目！

■注目銘柄
りそなホールディングス （8308）

■注目理由
同行は、りそな銀行などを傘下にもつ銀行持株会社です。

3月の同行株は、2月の上昇を継続して、株価上昇する期待が持てると判断しました。

日経平均株価が、リーマンショック前の株価水準であった1万8000円台まで回復し、企業業績も直近の円安進行を追い風に、リーマンショック前の水準まで回復してきています。今期は、最高益を見込む企業が相次いでいることを考慮すると、今後の日本株市場は、業績拡大を期待した買いが入りやすく堅調に推移する期待が持てるでしょう。中でも、2月相場では、業績面での成長性が評価されにくく、他の業種と比較しても出遅れ感が強かった「銀行株」が相場上昇を牽引しており、「銀行株」に投資家の注目が集まっています。同行にも資金が流入し、株価は、2月初めの581.7円から671.6円まで急騰しています。短期的に大きく上昇したことで、過熱感は残るものの、銀行株の業績再評価の流れは引き続き継続すると考えます。

同行の足元の第3四半期決算を見ると、経常収益6629億6000万円（前年同期比+4％）、経常利益2782億8500万円（同+8.1％）、当期純利益1912億5000万円（同+10.1％）の増収増益を達成しています。これは、株式の関係損益が好調に推移したことや、与信費用の発生が低水準で推移したことが要因です。

日本株市場が好調に推移している中では、同行に資金が流入する期待も持てると判断しました。3月は同行株に注目したいと思います。