コードレス掃除機が人気、小型化・高性能化が追い風

スティック型コードレス掃除機に注目

　ロボット掃除機が話題を集めているなか、スティック型コードレス掃除機へも注目が集まっている。

　スティック型のコードレス掃除機については、これまでにも大手家電メーカー各社から発売されていたが、掃除機本体が重く、取り扱いが不便なうえ、吸引力も弱いものもあり、多くの一般家庭では従来式の掃除機の補助的意味合いで購入することが多かった。

　しかし、近年、掃除機に搭載されるモーターの小型化・高性能化が進み、弱点だった吸引力の弱さが改善。これに加えて搭載されるリチウムイオン電池の高性能化も進展、長時間使用も可能になった機種が増えてきた。従来型のコンセント式掃除機と遜色ない性能になったことから、スティック型のコードレス掃除機をメーンとして購入する家庭が増えている。

　三菱電機＜6503＞は風速毎秒６０メートルの高速旋回流でごみと空気を遠心分離するサイクロン技術により、コードレスでも吸引力を９９％以上持続する空気清浄機能を搭載したコードレススティッククリーナー「ｉＮＳＴＩＣＫ（インスティック）」を３月１日に発売予定。このほか、最大約３０分の連続運転を実現した「ＰＶ－ＢＣ５００」などを発売する日立製作所＜6501＞や、高い吸引力と電池交換なしで約２１００回充電可能な「トルネオＶコードレス」を発売している東芝＜6502＞などが注目される。

◆コードレス掃除機の関連銘柄

日立＜6501＞　　　　　最大約３０分の連続運転を実現した「ＰＶ－ＢＣ５００」
東芝＜6502＞　　　　　高い吸引力の「トルネオＶコードレス」
三菱電＜6503＞　　　　空気清浄機能を搭載の「インスティック」
パナソニック＜6752＞　大容量ダストボックス＆軽量ボディのスティック型クリーナー
シャープ＜6753＞　　　新開発の高効率小型ＳＲモータ搭載の「フリード」