＜マーケットアイ＞ ３月ＩＰＯラッシュ迫る！中小型株目立ち値幅取りも（１／３）

　３月の期末ＩＰＯ（株式公開）が注目を集めている。既に新規上場を予定する企業数は１５社が名乗りを上げており、上場ラッシュの様相を呈している。今年は２月から例年に比べ多くのＩＰＯ銘柄が登場しており、「年間１００社の達成」が視野に入る勢いだ。３月の新規上場企業は、小粒のＩＰＯ企業が目立っているが新規業態のものもあり、市場には値幅取りへの期待も膨らんでいる。

　２月は６社のＩＰＯが登場した。昨年の２社と比べれば、大幅な増加ペースだ。
　ビッグデータの統合管理・分析を手掛けているＡＬＢＥＲＴ<3906.T>や、ゲーム開発の推進・支援事業などを行うシリコンスタジオ<3907.T>の初値はともに公開価格から２倍に跳ね上がった。

　一方、投資運用事業および投資銀行事業を手掛けるファーストブラザーズ<3454.T>や鶏卵の生産・販売を手掛けるホクリヨウ<1384.T>の初値は公開価格から数パーセント程度の上昇にとどまった。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）