経産省がリフォーム事業者表彰、独自の取り組み評価

著者:冨田康夫
投稿:2015/02/13 13:26

独自のビジネスモデル構築に向けた取り組みを評価

 経済産業省は6日、今年度創設した「先進的リフォーム事業者表彰」を発表。上場企業6社を含む21事業者・グループが選出された。

 表彰制度の創設は、少子高齢化の進展などで将来的に新築住宅の需要減少が見込まれるなか、既築住宅を有効的に活用することが求められていることが背景。独自のビジネスモデル構築に向けた取り組みを評価することにより、リフォーム市場全体がさらに発展することを期待している。

 LIXILグループ<5938>は、全国にFC型「LIXILリフォームチェーン」を展開。地域ナンバーワン戦略を掲げ、市場の活性化に取り組んでいる。

 インテリックス<8940>は、リノベーションマンション事業を手掛ける。独自工法を開発し、市場拡大に注力中。

 エディオン<2730>は、家電量販店ならではのリフォーム事業を推進。価格の明瞭化や商品の複数展示などで潜在需要の掘り起しに努めている。

 住友不動産<8830>は、家一軒をまるごとリフォームして新築同然に再生する事業を展開しており、累計の受注棟数は9万棟を突破。

 TOTO<5332>大建工業<7905> YKK AP(東京都千代田区)の3社は、業務提携による提案力や質の向上が評価された。
冨田康夫
株経ONLINE:編集長
配信元: 達人の予想