<動意株・29日>(大引け)=横河ブHD、ニホンフラッシュ、ネクストジェンなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/01/29 15:45
 横河ブリッジホールディングス<5911.T>=反発。28日の取引終了後に発表した第3四半期累計(4~12月)連結決算で、売上高729億6600万円(前年同期比17.4%増)、営業利益49億4800万円(同11.6%増)、純利益36億4500万円(同44.3%増)と4~12月として売上高、営業利益、純利益とも過去最高となったことが好感されている。豊富な手持ち工事の進捗で橋梁事業が好調に推移したことが牽引した。

 ニホンフラッシュ<7820.T>=急伸。マンション向け内装ドアを手掛ける同社は27日に15年3月期第3四半期(4~12月)決算を発表。連結営業利益は前年同期比42.5%増の23億6000万円となり、市場からは「好調な着地」との見方が出ている。 いちよし経済研究所は28日、同社のレーティングの「A」を継続しフェアバリューを4000円から4500円に引き上げた。特に成長ドライバーである中国市場での内装付住宅の普及と顧客開拓の進展を見込み15年3月通期の営業利益は会社予想25億円に対し32億円(前期比43.2%増)と増額修正を予想。岩井コスモ証券も28日、同社の投資判断「A」を継続し、目標株価を4150円(従来3000円)に引き上げている。

 ネクストジェン<3842.T>=大幅高。29日午前中に、SIPプロトコルの脆弱性試験に対する機能を強化した「NX-V3Sバージョン3.0」をリリースしたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。「NX-V3S」は、異常なメッセージや問題が発生しやすいメッセージを送出して、試験対象とするSIPエンティティの脆弱性を特定するSIPプロトコルの脆弱性テスター。今回のバージョンアップでは、トランスポートプロトコルに、従来の「UDP」に加えて「TCP」、「TLS」に対応しており、近年利用が拡大しているTCPやTLSを使ったVoIP機器に対しても、脆弱性試験を行うことが可能となるため、販売増につながるとの期待感が強まっているようだ。

 リボミック<4591.T>=後場急伸し一時ストップ高。前引け後に、既存4テーマに続く自社創薬の一つとして、糖尿病性網膜症やアトピー性皮膚炎の悪化や慢性化の原因タンパク質として考えられている「ペリオスチン」を標的としたアプアマーの基礎・探索研究を進めてきたが、その結果、前臨床試験を進めることが可能な候補物の特定に成功したと発表した。これに伴い、開発コード番号「RBM008」を設定し、さらに研究開発を推進するとしており、今後、糖尿病性網膜症および重症化し現行の治療薬で満足すべき治療効果のあげられない重症アトピー性皮膚炎を適応疾患とした治療薬としての開発を進めるとしている。

 寺岡製作所<4987.T>=ストップ高。28日取引終了後、15年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を209億円から224億2000万円(前期比9.2%増)、営業利益6億2000万円から10億2000万円(前期1億500万円の赤字)、最終利益3億7000万円から10億2000万円(同9億2400万円の赤字)へ大幅に引き上げた。電機・電子用テープの販売が国内外で大きく伸び、円安による輸出採算好転で利益率が急改善する。

 インテリジェント ウェイブ<4847.T>=急反発。28日の取引終了後に、15年6月期の連結業績見通しについて、純利益を従来予想の2億5000万円から3億8000万円(前期比4.4倍)へ上方修正したことを好感した買いが入っている。上期に、過年度に計上した投資有価証券評価損の一部について、税務上損金計上することができることになり、税金費用が1億3000万円減少したことが要因としている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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