<話題の焦点>=軽自動車快走で関連部品に照準、上位10車種中「軽」が8車種占める
1月8日に、日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した2014年の新車販売統計によると、小型乗用車(排気量660cc~2000cc)は142万台となり、普通乗用車の台数(143万台)を初めて下回った。一方、軽自動車は前年比7.6%増の227万台となり、全体の販売台数に占める割合が初めて4割を超えた。軽、小型車、普通車の3分類のなかでは小型車だけが前年割れとなった。
さらに、同時に発表された昨年12月の車名別国内新車販売台数では、上位10車種中8車種を軽自動車が占めた。首位はスズキ<7269.T>の「ワゴンR」。2位はダイハツ工業<7262.T>の「タント」、3位は同「ムーヴ」と上位3車種はすべて軽となった。小型車は、昨年4月の消費税増税前の駆け込み需要の反動減が長期化しているうえに、維持費が安く燃費性能などの機能も向上している軽の人気が継続している。
個別銘柄では、電子制御燃料噴射システムを主力とするミクニ<7247.T>に注目。スズキ、ヤマハ発動機<7272.T>の軽自動車、二輪車向けの需要が拡大している。ユーシン<6985.T>はキーセット、ヒーターコントロールなどを手掛ける。13日に発表した14年11月期の連結営業利益が30億7500万円(前の期比71.7%増)の大幅増益となったのに続き15年11月期も50億円(前期比62.6%増)と連続大幅増益を見込む。芦森工業<3526.T>はシートベルト、エアバッグ、チャイルドシートの自動車安全部品が主力で、来期の業績向上に期待がかかる。国産電機<6992.T>は、エンジン点火・充電システム、車載用モーターなど電装品の拡大が見込まれる。
◆主な軽自動車部品関連銘柄
銘柄<コード> 今期営業利益率 株価 PER
芦森工<3526.T> 15.8 158 9.5
ユーシン<6985.T> 62.6 665 9.4
国産電<6992.T> 決算期変更 250 11.4
ミクニ<7247.T> ▼2.9 443 6.2
※株価は22日終値(単位:%、円、倍)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
さらに、同時に発表された昨年12月の車名別国内新車販売台数では、上位10車種中8車種を軽自動車が占めた。首位はスズキ<7269.T>の「ワゴンR」。2位はダイハツ工業<7262.T>の「タント」、3位は同「ムーヴ」と上位3車種はすべて軽となった。小型車は、昨年4月の消費税増税前の駆け込み需要の反動減が長期化しているうえに、維持費が安く燃費性能などの機能も向上している軽の人気が継続している。
個別銘柄では、電子制御燃料噴射システムを主力とするミクニ<7247.T>に注目。スズキ、ヤマハ発動機<7272.T>の軽自動車、二輪車向けの需要が拡大している。ユーシン<6985.T>はキーセット、ヒーターコントロールなどを手掛ける。13日に発表した14年11月期の連結営業利益が30億7500万円(前の期比71.7%増)の大幅増益となったのに続き15年11月期も50億円(前期比62.6%増)と連続大幅増益を見込む。芦森工業<3526.T>はシートベルト、エアバッグ、チャイルドシートの自動車安全部品が主力で、来期の業績向上に期待がかかる。国産電機<6992.T>は、エンジン点火・充電システム、車載用モーターなど電装品の拡大が見込まれる。
◆主な軽自動車部品関連銘柄
銘柄<コード> 今期営業利益率 株価 PER
芦森工<3526.T> 15.8 158 9.5
ユーシン<6985.T> 62.6 665 9.4
国産電<6992.T> 決算期変更 250 11.4
ミクニ<7247.T> ▼2.9 443 6.2
※株価は22日終値(単位:%、円、倍)
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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