セイコーＨＤがウリ気配、訪日観光客増加で高級時計好調も利益確定売り

　セイコーホールディングス<8050.T>がウリ気配、前日まで３日続伸で昨年１２月８日につけた昨年来高値７４５円を視界にとらえていたが、目先は利益確定売りが優勢となった。同社はインバウンド消費の恩恵を享受、「グランドセイコー」や「アストロン」など高価格帯の腕時計が訪日外国人観光客の購買需要で売り上げを伸ばしている。同社の１４年１０～１２月期は連結営業利益が前年同期比横ばいの４７億円前後を確保したもようと２０日付の日本経済新聞が報じ、１５年３月期の営業利益見通しについては従来予想の１６０億円（前期比１４．２％増）を維持する見通しと伝えたが、織り込み済みで利食いを誘発した。

セイコーＨＤの株価は９時７分現在６７２円（▼３５円）ウリ気配


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）