三住建設が活況裏に昨年来高値更新、既に売買高は１億株超え

　三井住友建設<1821.T>が東証１部売買高トップの１億株を超える商いで株価も急伸、昨年来高値更新と気を吐いている。総合建設大手で特に橋梁やマンションで高実績を誇り、２０２０年開催の東京五輪に絡むインフラ案件の取り込みと、国土強靭化の政策テーマを背景とした橋梁部門での活躍が期待されている。個人投資家など短期筋にも人気が高い一方、高水準に積み上がった信用買い残が重荷となり、ＰＥＲなど株価指標面からの割高感などから昨年秋口以降は上値の重い展開だった。しかし、昨年１２月２５日の優先株消却の決議を号砲に動きが一変、政府が同時期に決定した総額３．５兆円の経済対策と相まって一気に上値追い基調を強めている。

三住建設の株価は１３時８分現在１７５円（△１１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）