気象情報関連銘柄に注目
今年も年明け早々から日本列島を強烈な寒波が襲い、北日本中心に連日大雪や低温に見舞われている。今後も天候異変が予想されるのに加え、春先からは花粉や、微小粒子状物質PM2.5の飛散による大気汚染などが懸念される。こうした、気象関連の情報分析に欠かせないのが、気象情報の提供やそのデータを収集する観測機器メーカーで、今年も注目を集めることになりそうだ。
民間の気象情報会社世界最大手のウェザーニューズ<4825>は、12月25日の取引終了後に発表した第2四半期累計(14年6~11月)連結決算が、売上高65億8000万円(前年同期比6.8%増)、営業利益15億3300万円(同6.5%増)となり、上期として2年連続で最高益を更新した。航海気象を中心に法人向けの気象情報提供が好調だったことに加え、個人顧客を対象としたモバイル向けの有料サービスの伸びが寄与している。
明星電気<6709>は、地域気象観測システム「アメダス」をはじめ、「土石流発生監視装置」、「緊急地震速報対応システム」などを手掛けている。また、小惑星探査機「はやぶさ2」に近赤外分光計など観測機器3基が搭載されていることも話題。環境計測器・工業用計測器メーカーの東亜ディーケーケー<6848>は、PM2.5測定装置で国内シェア約50%を占めており、中国向けでは認可待ちの状態にある。環境管理センター<4657>は、環境総合コンサルタントで、ダイオキシンなど超微量分析に強みをもつ。PM2.5測定用移動測定車「MOVING LAB(ムービングラボ)」により、測定局が無い場所でもPM2.5の測定が可能となる。
◆主な気象情報関連銘柄
銘柄<コード> 今期営業増益率 株価 PER
環境管理<4657> 黒字転換 586 13.6
WNIウェザー<4825> 7.1 2919 15.1
明星電<6709> 3.1倍 121 64.3
東亜ディーケーケー<6848> 9.2 590 12.3
民間の気象情報会社世界最大手のウェザーニューズ<4825>は、12月25日の取引終了後に発表した第2四半期累計(14年6~11月)連結決算が、売上高65億8000万円(前年同期比6.8%増)、営業利益15億3300万円(同6.5%増)となり、上期として2年連続で最高益を更新した。航海気象を中心に法人向けの気象情報提供が好調だったことに加え、個人顧客を対象としたモバイル向けの有料サービスの伸びが寄与している。
明星電気<6709>は、地域気象観測システム「アメダス」をはじめ、「土石流発生監視装置」、「緊急地震速報対応システム」などを手掛けている。また、小惑星探査機「はやぶさ2」に近赤外分光計など観測機器3基が搭載されていることも話題。環境計測器・工業用計測器メーカーの東亜ディーケーケー<6848>は、PM2.5測定装置で国内シェア約50%を占めており、中国向けでは認可待ちの状態にある。環境管理センター<4657>は、環境総合コンサルタントで、ダイオキシンなど超微量分析に強みをもつ。PM2.5測定用移動測定車「MOVING LAB(ムービングラボ)」により、測定局が無い場所でもPM2.5の測定が可能となる。
◆主な気象情報関連銘柄
銘柄<コード> 今期営業増益率 株価 PER
環境管理<4657> 黒字転換 586 13.6
WNIウェザー<4825> 7.1 2919 15.1
明星電<6709> 3.1倍 121 64.3
東亜ディーケーケー<6848> 9.2 590 12.3