ハイグレード加湿器で新規参入
厚生労働省は、東京都が7年ぶりに11月からインフルエンザの本格流行期に入ったと発表するなど警戒感を強めている。これからの乾燥や花粉症が気になる季節の必需品ともいえるのが加湿器だ。今年は、この国内市場150億円とされている加湿器市場が風雲急を告げている。
それは、英家電大手のダイソンが10月20日、タンク内のバクテリアを除菌して部屋を均一に潤す加湿器「ハイジェニックミスト」(店頭参考価格は5万8800円・税抜き)を、世界に先駆けて日本国内で販売すると発表したためだ。価格的にはハイグレードだが、ダイソンは当面20%程度のシェア獲得を狙っていくという。
これを迎え撃つ国内企業も積極姿勢をみせている。シャープ<6753>は、空気清浄器と同様に、独自技術のプラズマクラスター(プラズマ放電によりイオンを作り出し放出。浮遊カビ菌などを空中で除去し、浮遊ウイルスの作用を抑える)が特長。
ダイニチ工業<5951>は運転音の静かさが特長、国内生産に加えアフターサービス体制の充実から、2003年に生産を開始して以降の累計生産台数は120万台を超える実績を持つ。ダイキン工業<6367>は、外の空気中の水分をエアコンが取り込み、給水をしなくても加湿できる「無給水加湿」の独自機種を開発している。象印マホービン<7965>の加湿器の特長は、フッ素加工内容器で汚れがこびりつきにくいうえに、面倒なフィルターがない広口構造で手入れが簡単という。
◆主な加湿器関連銘柄
銘柄(コード) 営業増益率 株価 PER
ダイニチ工<5951> 61.5 758 27.9
ダイキン工<6367> 21.4 8110 20.9
シャープ<6753> 7.9 286 16.1
象印マホービン<7965> 3倍 816 15.7
それは、英家電大手のダイソンが10月20日、タンク内のバクテリアを除菌して部屋を均一に潤す加湿器「ハイジェニックミスト」(店頭参考価格は5万8800円・税抜き)を、世界に先駆けて日本国内で販売すると発表したためだ。価格的にはハイグレードだが、ダイソンは当面20%程度のシェア獲得を狙っていくという。
これを迎え撃つ国内企業も積極姿勢をみせている。シャープ<6753>は、空気清浄器と同様に、独自技術のプラズマクラスター(プラズマ放電によりイオンを作り出し放出。浮遊カビ菌などを空中で除去し、浮遊ウイルスの作用を抑える)が特長。
ダイニチ工業<5951>は運転音の静かさが特長、国内生産に加えアフターサービス体制の充実から、2003年に生産を開始して以降の累計生産台数は120万台を超える実績を持つ。ダイキン工業<6367>は、外の空気中の水分をエアコンが取り込み、給水をしなくても加湿できる「無給水加湿」の独自機種を開発している。象印マホービン<7965>の加湿器の特長は、フッ素加工内容器で汚れがこびりつきにくいうえに、面倒なフィルターがない広口構造で手入れが簡単という。
◆主な加湿器関連銘柄
銘柄(コード) 営業増益率 株価 PER
ダイニチ工<5951> 61.5 758 27.9
ダイキン工<6367> 21.4 8110 20.9
シャープ<6753> 7.9 286 16.1
象印マホービン<7965> 3倍 816 15.7