前田製作が急騰、手術器具の滅菌時間半分にする小型滅菌機開発と報じられる

　前田製作所<6281.T>が急騰。株価は一時、前日比６９円高の４７４円まで買われている。きょう付の日本経済新聞で、信州大学医学部付属病院（松本市）と共同で、メスなど手術器具の滅菌にかかる時間を現在の約半分に短縮できる小型滅菌器を開発したと報じられたことを材料視。記事によると、前田製作所が特許を持ち、有機性廃棄物処理を目指して開発したソフト水熱プロセスと呼ばれる技術を応用したとしており、現在は実験中で３～５年後の実用化を目指すという。滅菌が間に合わない場合に備えて、病院が予備で持つ手術用具の量を減らし、運営コスト削減に貢献することから、ニーズは大きいとの期待感から買われているようだ。

前田製作の株価は１０時５１分現在４６２円（△５７円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）