安全性の高さで世界にPR
日本の鉄道関連メーカーが海外マーケットへのアプローチを強めている。鉄道事業で躍進が目立つ日立製作所<6501>が英国で高速鉄道車両866両を受注、オランダでも近郊路線用車両納入の優先交渉権を獲得したほか、イタリアでは鉄道事業の買収に名乗りを上げた。日本車両製造<7102>や三菱重工業<7011>はアジア、川崎重工業<7012>は北米を中心に実績を積み上げている。
日本の鉄道技術は車両だけでなく、機器、鉄道システムを含めた精度、安全性の高さで世界トップレベルをいき、独自の技術力をアピールすることで、単独で海外受注に成功するケースが増えてきた。さらに、JRグループによる国際高速鉄道協会は、東海道新幹線の実績を踏まえ、世界の高速鉄道計画で新幹線や超電導リニア技術の採用を訴えている。現在20兆円と言われる世界の鉄道市場で、日本は全メーカーを合わせてもシェアは1割程度に過ぎない。ただ、課題とされてきた車両、鉄道システムに加え、プロジェクトマネージメントを含めた総合力も向上。グローバルプレイヤーとしてシーメンス、アルストム、ボンバルディアの世界3強追撃へ体制が整いつつある。
◆鉄道関連銘柄
銘柄<コード> コメント
ナブテスコ<6268> 鉄道車両用ブレーキに優位性を持ち、鉄道車両用自動ドア装置のほか、機構・構造設計品質保証も行う
日立<6501> 車両、駆動システムから運行管理システムまでをトータルに手掛け、海外事業を強化
日信号<6741> 3大信号会社のトップで、列車制御装置や鉄道信号保安装置から、駅務管理システムまで手掛ける
大同信号<6743> 信号大手で列車制御装置や設備監視向けなどシステム製品に優れた技術を持つ
三菱重<7011> 新幹線、地下鉄、路面電車などの車両や鉄道システム関連製品を幅広く手掛け、アジアを中心に実績
川重<7012> 創業以来9万両以上の鉄道車両製造実績を持ち、神戸市の兵庫工場のほか北米にも製造拠点を置く
日車両<7102> 東海道新幹線車両で5割以上の納入シェアを占め、高速鉄道に豊富な実績とノウハウを持つ
日本の鉄道技術は車両だけでなく、機器、鉄道システムを含めた精度、安全性の高さで世界トップレベルをいき、独自の技術力をアピールすることで、単独で海外受注に成功するケースが増えてきた。さらに、JRグループによる国際高速鉄道協会は、東海道新幹線の実績を踏まえ、世界の高速鉄道計画で新幹線や超電導リニア技術の採用を訴えている。現在20兆円と言われる世界の鉄道市場で、日本は全メーカーを合わせてもシェアは1割程度に過ぎない。ただ、課題とされてきた車両、鉄道システムに加え、プロジェクトマネージメントを含めた総合力も向上。グローバルプレイヤーとしてシーメンス、アルストム、ボンバルディアの世界3強追撃へ体制が整いつつある。
◆鉄道関連銘柄
銘柄<コード> コメント
ナブテスコ<6268> 鉄道車両用ブレーキに優位性を持ち、鉄道車両用自動ドア装置のほか、機構・構造設計品質保証も行う
日立<6501> 車両、駆動システムから運行管理システムまでをトータルに手掛け、海外事業を強化
日信号<6741> 3大信号会社のトップで、列車制御装置や鉄道信号保安装置から、駅務管理システムまで手掛ける
大同信号<6743> 信号大手で列車制御装置や設備監視向けなどシステム製品に優れた技術を持つ
三菱重<7011> 新幹線、地下鉄、路面電車などの車両や鉄道システム関連製品を幅広く手掛け、アジアを中心に実績
川重<7012> 創業以来9万両以上の鉄道車両製造実績を持ち、神戸市の兵庫工場のほか北米にも製造拠点を置く
日車両<7102> 東海道新幹線車両で5割以上の納入シェアを占め、高速鉄道に豊富な実績とノウハウを持つ