5日の日本株式見通し
5日の東京株式市場は目先買い戻し一巡で、いったん押しを入れる展開となりそうだ。ただし、大勢トレンドは上向きで変化はなく、下値では買い直されて、早い段階で再浮上する局面が想定される。
前週末の日銀の追加緩和決定は市場にサプライズを与えたが、これを単発で評価すると見誤るのではないか。政府の補正予算編成に向けたアナウンスやGPIFの株式運用枠拡大の動きなどとセットであり、消費増税10%への再引き上げ決定に向けて、足並みをそろえた政策サイドの決意が底流している。結果的に売り方のなりふり構わぬ買い戻しを誘発したが、「国策に売りなし」とすれば、これは反転上昇相場の第一幕に過ぎない。
東証1部の騰落レシオは4日時点で87%台と過熱感には遠い状況にあるのも強みだ。うまく循環物色の流れが形成されれば、無理のない形で全体指数には浮揚力が働く。紆余曲折はあったが、強気派の掲げた上値の要衝である1万8000円ラインもようやく視界に入ってきた。
前週末の日銀の追加緩和決定は市場にサプライズを与えたが、これを単発で評価すると見誤るのではないか。政府の補正予算編成に向けたアナウンスやGPIFの株式運用枠拡大の動きなどとセットであり、消費増税10%への再引き上げ決定に向けて、足並みをそろえた政策サイドの決意が底流している。結果的に売り方のなりふり構わぬ買い戻しを誘発したが、「国策に売りなし」とすれば、これは反転上昇相場の第一幕に過ぎない。
東証1部の騰落レシオは4日時点で87%台と過熱感には遠い状況にあるのも強みだ。うまく循環物色の流れが形成されれば、無理のない形で全体指数には浮揚力が働く。紆余曲折はあったが、強気派の掲げた上値の要衝である1万8000円ラインもようやく視界に入ってきた。