前年比6.5%
国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は、半導体向けシリコンウエハー出荷面積の年次予測を発表。2014年は前年比6.5%増の94億1000万平方インチとなり、10年に記録した過去最高(91億2100万平方インチ)を上回るとの見通しを示した。
シリコンウエハーは、表面を鏡以上に磨き上げた超平坦・超清浄な円板で半導体の基盤となる材料。近年はスマートフォンや車載向けが成長を牽引しており、SEMIは今後も出荷面積の増加が続くと予想している。
SUMCO<3436>は14年12月期第2四半期決算の発表時に、シリコンウエハーの需要は13年12月期第3四半期を底に改善し、足もとはフル生産状態だと強調。今後についても、スマホ用300ミリウエハーの使用量は13~15年で約1.5倍に拡大すると見込んでいるほか、ハイブリッド車や電気自動車の普及が各種ウエハーの追い風になるとみている。
信越化学工業<4063>傘下の信越半導体は世界最大の供給メーカーであり、需要拡大の恩恵が期待できそう。米国やマレーシア、英国、台湾に現地法人があり、高品位の半導体シリコンを生産している。
その他の関連銘柄としては、信越化学からウエハー研磨加工を受託している三益半導体工業<8155>や、ウエハー用研磨材を手掛けるフジミインコーポレーテッド<5384>。また、半導体シリコンウエハー容器を製造しているミライアル<4238>にも注目したい。
シリコンウエハーは、表面を鏡以上に磨き上げた超平坦・超清浄な円板で半導体の基盤となる材料。近年はスマートフォンや車載向けが成長を牽引しており、SEMIは今後も出荷面積の増加が続くと予想している。
SUMCO<3436>は14年12月期第2四半期決算の発表時に、シリコンウエハーの需要は13年12月期第3四半期を底に改善し、足もとはフル生産状態だと強調。今後についても、スマホ用300ミリウエハーの使用量は13~15年で約1.5倍に拡大すると見込んでいるほか、ハイブリッド車や電気自動車の普及が各種ウエハーの追い風になるとみている。
信越化学工業<4063>傘下の信越半導体は世界最大の供給メーカーであり、需要拡大の恩恵が期待できそう。米国やマレーシア、英国、台湾に現地法人があり、高品位の半導体シリコンを生産している。
その他の関連銘柄としては、信越化学からウエハー研磨加工を受託している三益半導体工業<8155>や、ウエハー用研磨材を手掛けるフジミインコーポレーテッド<5384>。また、半導体シリコンウエハー容器を製造しているミライアル<4238>にも注目したい。