【買い】仙波糖化工業（2916）優待権利落ちの売りが一巡し、買いが入りやすい展開か ？＝フェアトレード 田村 祐一

優待権利落ちの売りが一巡し、買いが入りやすい展開か

■注目銘柄
仙波糖化工業（2916）

■注目理由
同社は、即席麺の粉末スープやプリンのカラメルソースのような、加工食品の風味作りなどを手掛ける食品原料メーカーです。

11月の同社株価は、9月の優待権利確定後の売りが一巡し、上昇局面に入る期待が持てると判断しました。

同社は、3月決算企業であり、今年の6月より新たに株主優待制度を導入したことで、9月末に優待権利が確定する株主優待銘柄となっています。同社の優待内容は、粉末茶や、フリーズドライ製品といった3000円相当の自社製品です。株価を見ると、株主優待制度を導入したことにより、株価は大きく上昇しています。その後、権利確定後には株価は下落し横ばいが続いています。優待権利を目的とした買いが流入していた可能性が高いでしょう。そのため、優待権利の確定売りが一巡したあとは、買いが優勢の展開になりやすいと判断しました。

また、直近発表した第1四半期決算を見ると、売上高37億9800万円（前年同期比+4.6％）、営業利益6100万円（同+9.1％）、当期純利益2400万円（同46.3％）と増収増益を達成しています。これは、自社ブランド製品の販売が好調に推移したことが要因です。業績が堅調に推移していることを考慮すると下値のリスクが少ないと考えます。
11月は株価上昇に期待が持てる、同社株価の動向に注目したいと思います。

過去の検証結果は以下の通りです。
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勝率：77.78％
平均損益（率）：0.27％
平均利益（率）：1.83％
平均損失（率）：－5.21％
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