コーセーが反落、９月中間期業績見込みを上方修正も進捗率の低さが嫌気される

　コーセー<4922.T>が反落。２３日の取引終了後、集計中の第２四半期累計（４～９月）連結業績について、売上高を従来予想の９１０億円から９３９億円（前年同期比５．５％増）へ、営業利益を同６１億円から７０億円（同４．０％増）へ、純利益を同３０億円から４１億円（同７．２％減）へ上方修正した。販売費の積極的な投資で国内販売が順調に推移したことに加えて、買収した米国タルト社も順調だったことが要因。また、為替レートが円安で推移したことによる為替差益などの計上も利益の増額に寄与したという。
　ただ、１５年３月期の通期営業利益予想の１９０億円（前期比０．３％増）に対する進捗率は３７％に過ぎず、これを嫌気する売りが出ているようだ。

コーセーの株価は１０時４７分現在４１５０円（▼１３５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）