岩谷産が4日ぶり反発、フッ化カルシウムの合成技術を世界で初めて確立

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/10/15 09:49
 岩谷産業<8088.T>が4日ぶりに反発。14日に、上田石灰製造(岐阜県大垣市)などと共同で、デジタルカメラや天体望遠鏡のレンズに使われる光学結晶材料の原料となるフッ化カルシウムの合成技術を確立したと発表しており、これを好感した買いが入っている。光学用のフッ化カルシウムは高い純度が必要で、工業生産は世界初。現在は天然資源として中国から全量輸入に頼っているが、品質のばらつきや価格変動が激しく、光学レンズメーカーでは安定的なフッ化カルシウムの調達が課題となっていることから、需要の広がりが期待されている。一部報道では、3年以内に製造プラントを建設し、国内で必要とされる全量の年60トンを安定供給できる体制を整えるとしており、今後の事業展開にも注目が集まっている。

岩谷産の株価は9時47分現在690円(△8円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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