10日の株式相場見通し
10日の東京株式市場は、3連休を前に手控えムードが一段と強まり、売り優勢となりそうだ。
9日の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が大幅反発したのを受け、買い優勢のスタート。前場は前日比100円を超える上昇幅となる場面があったものの、昼休み時間中に外国為替市場で1ドル=107円台後半へと円高・ドル安が進行したことから、後場は一転マイナス圏での推移となり、終値は前日比117円安の1万5478円と、8月8日以来、約2カ月ぶりに75日移動平均線(1万5550円=9日)を割り込んだ。
市場関係者からは「前日の米国株上昇を買い手掛かりに上昇したものの、円高進行で逆に売りが優勢となるのは、円安を拠り所に買い上がった9月上昇相場の前提が崩れかけているという不安心理の表れ」との見方が出ていた。また、大阪取引所が9日引け後に発表した10月第1週の日経平均先物とTOPIX先物の投資部門別売買動向で、海外投資家は6923億円と大幅に売り越したことも懸念材料。この売り越し額は7年2カ月ぶりの高水準。
9日の東京株式市場は、前日の米株式市場でNYダウ平均株価が大幅反発したのを受け、買い優勢のスタート。前場は前日比100円を超える上昇幅となる場面があったものの、昼休み時間中に外国為替市場で1ドル=107円台後半へと円高・ドル安が進行したことから、後場は一転マイナス圏での推移となり、終値は前日比117円安の1万5478円と、8月8日以来、約2カ月ぶりに75日移動平均線(1万5550円=9日)を割り込んだ。
市場関係者からは「前日の米国株上昇を買い手掛かりに上昇したものの、円高進行で逆に売りが優勢となるのは、円安を拠り所に買い上がった9月上昇相場の前提が崩れかけているという不安心理の表れ」との見方が出ていた。また、大阪取引所が9日引け後に発表した10月第1週の日経平均先物とTOPIX先物の投資部門別売買動向で、海外投資家は6923億円と大幅に売り越したことも懸念材料。この売り越し額は7年2カ月ぶりの高水準。