<動意株・1日>(大引け)=北越工、象印マホービン、松屋など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/10/01 15:19
 北越工業<6364.T>=異彩高。首都圏を中心とする旺盛な建設需要を背景に、建機向けに同社のコンプレッサーや発電機の売り上げが好調だが、東京圏の戦略特区構想で再開発事業が軌道に乗れば、一段と収益機会に恵まれることになる。信用取組は売り買いともに厚みには欠けるものの信用倍率0.5倍台と売り長であることもポイント。

 象印マホービン<7965.T>=新値追い。同社は29日の取引終了後に今14年11月期通期業績について、為替前提レートを1ドル=100円から105円に修正、営業利益で50億円から55億円(前期比3倍)へ上方修正しているが、この日は一時1ドル110円台にまで円安が進んだことから、再増額期待が高まるところ。台湾や中国でIH炊飯ジャーが拡大しているが、同社では新たにタイに販売子会社を設立することを発表しており、中長期的にはタイでの販売増も予想される。

 松屋<8237.T>=9日続伸。外国人向けの消費税免税制度が大幅に拡充されることに加えて、中国の祝日「国慶節」を迎え中国人観光客の増加が期待できることから、外国人観光客に人気の銀座や浅草に店舗を構える同社には、よりメリットが大きいとみた買いが入っているようだ。また、9日に8月中間期の決算発表を控えており、決算期待の買いも株価を押し上げている。

 日本プロセス<9651.T>=ストップ高。8月25日につけた年初来高値1070円を上回っている。同社は9月30日取引終了後に、15年5月期第1四半期(6~8月)の連結決算を発表。営業損益が9500万円の黒字(前年同期実績は700万円の赤字)に転換し、上半期計画1億500万円に対する進捗率が90.5%に達したことが好感されているようだ。第1四半期の連結売上高は13億700万円(前年同期比19.4%増)で着地。工事進行基準が適用されたことや、全社的に技術者の稼働率が向上したことなどが業績を押し上げた。

 シュッピン<3179.T>=5連騰。政府は成長戦略の一環として訪日観光客拡大に向け積極的な姿勢をみせており、きょう10月1日から外国人向けの消費税免税制度は大幅に拡充される。既に同社は時流をとらえ、訪日観光客増加を免税販売の好調に反映させており、8月の月次売上高は前年同月比36.8%という高水準の伸びを示しているが、今後は追い風が一段と強まることになる。

 鈴木金属工業<5657.T>=7日続伸。同社は、自動車用弁ばね材、トランスミッション用ばね材で世界首位。自動車部品は欧州や欧州メーカーが優位性を持つ中国向けに売り上げを好調に伸ばしており、同社の収益を押し上げている。中国では欧州や米国メーカーが高性能トランスミッションの現地生産を進めており、同社のトランスミッション用ばね材の生産量はさらに拡大が見込まれている。欧州でも自動生産が回復色を強めており、業績回復への期待が高い。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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