ビットアイルが急反落、今７月期大幅増収も減益予想で失望売り

　ビットアイル＜3811.T＞が急反落、一時前日比６９円安の６１５円まで下げ幅を広げ、その後もこの日の安値圏で推移している。９日取引終了後に今１５年７月期の連結業績見通しを発表、売上高２３７億円（前期比３４．６％増）、営業利益２６億円（同３．９％減）と、大幅増収ながら営業減益を予想したことが失望売りを誘った。
　ＩＴアウトソーシングニーズや通信、デバイスの進化・多様化、クラウドコンピューティングへの対応などを背景に、データセンターへのニーズがさらに高まるとみており、積極的にエネルギー事業に取組むことで売り上げは拡大。ただ、データセンターは大量の電力を必要とすることから、電力単価高騰が利益を圧迫するとみている。
　なお、前期は売上高１７６億１００万円（前の期比５．６％増）、営業利益２７億５００万円（同１１．８％減）だった。

ビットアイルの株価は１１時１８分現在６２０円（▼６４円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）