サイバーリンクス、１対３の株式分割で実質増配へ

　サイバーリンクス<3683.T>がこの日の取引終了後、９月３０日を基準日として１対３株の株式分割を実施すると発表した。投資単位当たりの金額を引き下げることで投資しやすい環境を整え、流動性向上と投資家層の拡大を図ることを目的としている。効力発生日は１０月１日。また、これに伴い、従来３４円を計画していた期末一括配当を１１円４０銭にするとした。分割を考慮すると実質２０銭の増配となる。
　同時に第２四半期累計（１～６月）単独を決算を発表しており、売上高４４億２３００万円、営業利益３億７８００万円、純利益２億１７００万円となった。今期から第２四半期の業績開示を行っているため前年同期との比較はないが、消費増税やネットスーパーなどの導入を背景に流通業向けクラウドサービスが増加したほか、防災システムなどの工事進行が順調に進捗した官公庁向けクラウドサービスも堅調に推移したという。
　なお、１４年１２月期通期業績予想は売上高８８億７８００万円（前期比１８．９％増）、営業利益４億６０００万円（同３５．９％増）、純利益２億５６００万円（同３４．０％増）の従来予想を据え置いている。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）