<動意株・11日>(前引け)=山一電機、パイロット、ミライトHD

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/08/11 12:24
 山一電機<6941.T>=一時、ストップ高。同社は8日取引終了後に、15年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想修正を発表。売上高見通しを従来の114億円から120億円(前年同期比8.0%増)、営業利益見通しを4億6000万円から11億円(同2.6倍)に引き上げた。 足もとで、モバイル機器や車載向けの検査用ICソケット製品の販売が好調に推移しているほか、通信インフラ向けコネクター製品が北米市場を中心に伸びていることが背景。

 パイロットコーポレーション<7846.T>=急反発。8日取引終了後に14年12月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の845億円から870億円(前期比5.4%増)へ、営業利益を同100億円から120億円(同24.4%増)へ、純利益を同60億円から70億円(同28.4%増)へそれぞれ上方修正したことが好感されている。主力の筆記具事業で、「フリクション」シリーズや「G-2(ジーツー)」をはじめとする利益率の高い自社製品の販売が国内外で堅調なことに加えて、円安効果やコスト削減努力などが貢献する。

 ミライト・ホールディングス<1417.T>=4日続伸。ここ継続的な買い資金の流入が観測されるなか、前週末8日の全般波乱時にも上値を慕う動きをみせた。同社は、7日に発表されたJPX日経400の入れ替えに伴い、採用銘柄から除外されることが明らかとなったが、それを嫌気した目先筋の売りを吸収し、全般急落相場に逆行するという異彩の強さで市場関係者の注目を集めた。NTT向けを主力とする通信工事大手で、最近はクラウド・コンピューティング市場の拡大に伴い、ICT(情報通信技術)分野の受注が好調。高採算の移動体基地局工事の伸びが14年4~6月期営業利益21億600万円(前年同期比2.7倍)という好決算に反映されている。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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