エボラ熱「緊急事態」 富士フイルムホールディングスは8日高値を更新出来るかに注目

著者:藤本誠之
投稿:2014/08/11 09:04

日経新聞半歩先読み

エボラ熱「緊急事態」  日本経済新聞 1面

世界保健機構(WHO)は8日、死者が増加しているエボラ出血熱について、「国際的に懸念される公衆衛生の緊急事態」との認識で一致したと発表したとの記事です。致死率は最大90%と言われており、既に死者も6日時点の集計で961名と過去最高の規模となっています。
このエボラ出血熱の新薬との思惑で、先週末に掛けて株価が急進したのが、富士フイルムホールディングスです。米国のメディベクターと共同で米国で治験中のインフルエンザ薬「ファビピラビル」(一般名)がその新薬候補です。
8日は、大幅高で始まり3,229.5円の高値をつけましたが、全般安もあり、大きく上昇幅を縮め3,000円を割り込んで引けています。本日も、再度エボラ出血熱の思惑で株価が急進した場合、8日の高値を上回れるかが注目ポイントです。抜ければ、上値は軽くなりますが、抜け切れなければ戻り待ちの売りなどで上値が重くなる可能性があります。
 
(4901) 富士フイルムホールディングス (東証1部) 2,966.5円 前日比  -123.0 (-3.98%) [売買単位:100株]

今日も皆様に相場の福が授かりますように!!

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藤本誠之
財産ネット 企業調査部長
配信元: 達人の予想