荒川化学が5日続落、第1四半期は海外事業拡大で営業20%増益も織り込み済み

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/08/05 10:51
 荒川化学工業<4968.T>が5日続落。4日取引終了後に発表した今15年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算は、売上高198億2600万円(前年同期比13.2%増)、営業利益10億700万円(同20.2%増)と増収大幅増益になった。ただ、株価は好業績を織り込むかたちで先行して上昇、6月30日に年初来高値1353円をつけており、利益確定売りに手仕舞い売りも重なり、高値もち合いを下放れるかたちになっている。第1四半期は中国などのアジア地域と欧州で事業が拡大、ロジンなど原材料価格上昇によるコストアップを海外の収益拡大で吸収した。為替差損を計上したことで経常利益は10億6200万円(同3.1%増)と小幅増益にとどまったが、純利益は特別利益を計上したことから8億5700万円(同36.3%増)と大幅増益になった。
 通期は売上高840億円(前期比12.0%増)、営業利益31億円(同32.8%増)の従来予想を据え置いている。

荒川化学の株価は10時51分現在1199円(▼32円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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