フタバ産が１５年３月期業績予想を上方修正、北米や中国での自動車増産が追い風

　フタバ産業<7241.T>がこの日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の３８４７億円から３９８７億円（前期比０．２％減）へ、営業利益を同３８億円から５２億円（同８６．７％増）へ、純利益を同１億円から１６億円（同５０．８％減）へそれぞれ上方修正した。第１四半期の販売実績が計画を上回ったことが要因としている。
　第１四半期（４～６月）決算は、売上高１０１３億３４００万円（前年同期比５．６％増）、営業利益９億７７００万円（同５．４倍）、最終利益３３００万円（前年同期１０００万円の赤字）だった。消費増税に伴う駆け込み需要の反動減の影響で国内は落ち込んだものの、北米や中国での自動車生産の拡大や欧州での回復傾向などを背景に売上高が増加。また、生産体制の見直しや生産効率の向上、原価改善の推進などに取り組んだことも寄与した。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）