タカラバイオが仏セレクティスから幹細胞事業を買収

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/07/29 17:05
 タカラバイオ<4974.T>がこの日の取引終了後、仏セレクティスSA社(CSA社)と、CSA社の幹細胞事業を担うセレクティスAB社(CAB社、スウェーデン)の全株式をタカラバイオが取得することで合意したと発表した。CAB社はiPS細胞などの幹細胞を肝臓細胞や膵臓細胞などへ分化させる分化誘導技術や、ES細胞、iPS細胞、分化細胞など幹細胞関連製品を有している企業。今回の買収により、タカラバイオは分化誘導技術を獲得することで技術力強化を図るほか、幹細胞関連製品群を獲得することでバイオ産業支援分野の製品のラインアップ拡充につながると予想されている。
 同時に、タカラバイオは第1四半期(4~6月)連結決算を発表しており、売上高47億7900万円(前年同期比14.6%増)、営業利益6500万円(前年同期3億5800万円の赤字)、純利益1800万円(同2億5400万円の赤字)だった。主力の研究予試薬が伸長したことに加えて円安が寄与。売上構成の変化などで原価率が低下したことも寄与した。
 なお、15年3月期通期業績予想は売上高252億円(前期比5.4%増)、営業利益20億円(同2.3%増)、純利益14億8000万円(同0.7%増)の従来予想を据え置いている。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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