岩谷産が大幅反発、水素価格引き下げの動きで年初来高値払拭が視野

　岩谷産業<8088.T>が大幅反発、一時前日比５１円高の８３３円まで買われ、７月１６日の年初来高値８４０円払拭を視界にとらえている。燃料電池車（ＦＶＣ）の年度内の市販が決まるなか、これに合わせて燃料となる水素価格の引き下げに向けた動きが加速していると２９日付の日本経済新聞が報じた。政府はＦＶＣの燃料価格を２０２０年に現時点の想定の半値近くに下げ、ハイブリッド車並みとする目標を掲げるなか、同社は水素ステーションの有力サプライヤーとして市場の注目度が高く、コスト競争でも関連株最右翼との位置付けから買い人気が再燃している。

岩谷産の株価は９時３８分現在８２８円（△４６円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）