日電硝が３日続伸、液晶パネル価格の上昇継続が追い風

　日本電気硝子<5214.T>が高い。株価はきょうで３日続伸、上値慕いの動きを徐々に強め、７月４日の年初来高値６１１円払拭を視野に置く展開にある。薄型テレビ用の液晶パネル価格の上昇が続いていることが同社株にポジティブ材料となっている。テレビの出荷が世界的に増勢で主力サイズの３２型が価格上昇を牽引している。中期的にもメーカー各社は市場拡大途上の「４Ｋテレビ」への供給を増やす状況にあり、同社にとって見直し買いの根拠となっている。前期実績ベースで年１６円配当を実施するなど配当に厚いが、ＰＢＲは０．５倍台と割安感が強いこともポイントとなっているようだ。

日電硝の株価は１２時４１分現在５９４円（△８円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）