三協立山が急反発、前５月期は営業益３８％の大幅増益で期末配当引き上げ

　三協立山＜5932.T＞が急反発、一時前週末比１５９円高の２１１８円まで上げ幅を広げている。
　１１日取引終了後に発表した前１４年５月期の連結決算は、売上高２９５２億３６００万円（前の期比８．６％増）、営業利益１６６億１３００万円（同３７．６％増）と増収大幅増益で着地。主力の建材が売り上げを伸ばし、利益を拡大したほか、マテリアルや商業施設事業もそろって好調だった。好業績達成に伴い、前回１０円としていた期末配当を２５円に引き上げ、年間配当を３５円へ前の期から５円の増配を決めた。
　今１５年５月期は売上高３０００億円（前期比１．６％増）、営業利益１５０億円（同９．７％減）と増収減益を予想した。消費税率引き上げによる反動減や、円安による輸入原材料価格の上昇などを想定している。

三協立山の株価は１０時２６分現在２１１６円（△１５７円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）