【売り】三菱化工機:勝率65%の売りシグナルにヒット、信用規制による興ざめも…?
要旨
水素ステーション建設関連で注目を集めており、ここ8日間で株価は一時150%上昇。やや過剰な値動きが目立ちます。加えて、大きな上髭を伴っていることから売り勢力が強まっていることが想定されます。統計的にも売りが強い状況なため、短期的な調整を見込んでいます。
三菱化工機株式会社とは?
プラント建設会社。石油・ガス・化学プラントなどを展開。
最近のトピック
燃料電池車の普及を控え、水素ステーション建設において同社の存在感が大きいです。直近は改めて注目されており、株価は急上昇。7日以降は東証が信用取引の臨時措置を施しました。
どんな値動きをしているの?
6月の下旬以降は急激に株価が上昇。200円を割っていた株価は急激に上昇し、一時は500円を上回る展開となりました(+150%)。わずか8営業日でここまでの上昇は過剰とも捉えられます。
ここがポイント!
(1) 大きな下窓開け
7月7日に形成した下窓開けは売りに傾く前兆。統計的にも売りに優勢の状況です。
(2) 大きな上髭
7月7日には大きな上髭を形成。連続上昇の中にも日中の下落が発生していることから、売り勢力が徐々に強まっていると考えられます。テクニカル分析的には売り方に好材料。
(3) 信用規制による興ざめ
東証による信用規制により、投資家が興ざめし利益確定の売りに走る可能性も考えられます。
(4) 高すぎる寄付の可能性
注目度が高いため、夜のうちに買いを仕込んでいる個人投資家もいるでしょう。この場合、過剰に高く寄付く可能性があります。日中の調整に期待です。
まとめ
以上の4点の理由より、ここは短期的な調整を期待して「逆張り売り」で攻めましょう。
留意点
統計的には優位ですが、続投となる可能性があるためロスカットは必須です。特に、直近の高値を突き破ると危険信号。手出しをしないのが無難でしょう。
詳しい売買手法に関しては次項を参照して頂ければ幸いです。
統計解析の結果の概要
利用した戦略:暴騰銘柄逆張り売り
検証期間:2000年1月4日~2014年7月7日
取引回数:8435回
対象市場:東証一部、二部、マザーズ、JASDAQ
売買手法:寄成売り→引成買い
勝率:65%
勝ちトレード平均利益:+6.2%
負けトレード平均損失:-8.4%
平均損益率:+1.1%
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